Anaerococcus
区分 | 病原性細菌 |
---|---|
生殖・周産期・性感染症の報告症例 | 細菌性腟症 |
属名 | Anaerococcus |
性状 |
偏性嫌気性菌 グラム陽性球菌 |
コメント |
ヒトの口腔、上気道、腸管等の粘膜の他、生殖器などに生息する常在菌の1種です。 細菌性腟症(BV)に関連する細菌として報告されています。 卵巣腫瘍、皮膚軟部組織感染、尿路感染症などの臨床材料から分離されたとの報告があります。 |
抗菌薬情報 |
クリンダマイシン(CLDM)※2 カルバペネム系薬(注1)※2 メトロニダゾール(MNZ)※2 ▶「抗菌薬インターネットブック」に移動する ※2一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会監修『JAMT技術教本シリーズ 臨床微生物検査技術教本』, 丸善出版株式会社, 2017年 (注1)カルバペネム系薬:イミペネム(IPM)、メロペネム(MEPM)など |
文献情報 | ・一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会監修『JAMT技術教本シリーズ 臨床微生物検査技術教本』, 丸善出版株式会社, 2017年 |
保有者率 | 10.5% |
レア度 | ★☆☆ |
平均保有率 | 2.2% |
抗菌薬情報は抗菌薬インターネットブックの情報、または書籍に記載されている情報を記載しています。
保有者率 : 全検体からその細菌が検出される割合です。例えば保有者率50%の場合、100検体中50検体でその細菌が検出されたことになります。
レア度 : 保有者率を基に分類しており、保有者率10%以上を星1つ、1%以上を星2つ、1%未満を星3つと分類しています。星の数が少ない細菌は保有者率が多い細菌となります。
平均保有率: 保有者から検出されたその細菌の平均値です。保有者率、平均保有者率は、弊社の検査データに基づいて算出しています。