採卵や胚移植日の仕事が休めない場合どうする?仕事と両立する不妊治療の進め方
女性にとって不妊治療と仕事の両立は簡単なことではありません。仕事を続けることを諦めた方や働き方を変えざるを得なかった方もいらっしゃると思います。
特に、体外受精(顕微授精)を行う場合、採卵や胚移植のために流動的に仕事を休まなくてはならない場合も出てきます。
そこで、ローズレディースクリニック・石塚文平院長に
◇不妊治療と仕事の両立を前提とした場合、どのような工夫や対策ができるのか
◇採卵日や胚移植日は仕事を休まないといけないのか?
などについて、伺いました。
目次
不妊治療と仕事の両立に関する現状と課題
不妊治療と仕事の両立は、多くのカップル、特に女性にとって大きな課題です。最新のデータによると、約半数の方が不妊治療と仕事を両立しているとされています*。
*厚生労働省「令和5年度 不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査」
【独自調査結果】約9割が不妊治療と仕事の両立に難しさを感じている
Varinosが独自に行ったアンケートでは、不妊治療と仕事を「無理なく両立できている」という方はわずか8%でした。「大変だが両立している」という方が最も多く51%、「難しくて働き方を変えた」方は20%、「仕事は休職/退職した」という方は21%という結果でした。
この結果からも90%以上の方が、不妊治療と仕事の両立に難しさを感じていることがうかがえます。
不妊治療と仕事の両立が難しい理由
不妊治療と仕事の両立が難しい理由は主に3つ挙げられます。
不定期に仕事を休まなくてはいけない
不妊治療では、どのような治療法を選択するかにもよりますが、治療の進捗に応じて、不定期に通院する必要があります。特に、体外受精は月経が始まるタイミングによっても治療のスケジュールが変わってきます。先々の治療スケジュールを確定できないということが、不定期に仕事を休まなくてはいけない理由の一つになっています。
また、例えば採卵日は卵胞の発育状況(個人差あり)によって変動があるため(詳細は後述)、仕事を急遽休まなくてはいけない場合も出てきます。休暇が取得しづらい職場環境の場合や不妊治療への理解が不足していると、両立が難しくなることもあります。
▶月経のタイミングや卵胞の発育状況で変わる体外受精のスケジュール~卵巣刺激の方法別:治療スケジュール詳細はこちらから
通院回数が多い
例えば、体外受精の場合、各種検査から始まり、卵巣刺激のための投薬や採卵、胚移植など各ステップで、複数回の通院が必要です。
通院の度、仕事との調整や上司や同僚に業務のサポートをしてもらわないといけなくなると、仕事に支障をきたしてしまうこともあるかもしれません。
精神的な負担がかかる
不妊治療中は身体的な負担だけでなく、治療過程での結果に対する不安や周りの方とのコミュニケーションによる精神的なストレスを感じてしまうこともあります。
精神的な負担を抱えながら、仕事でも変わらずパフォーマンスを発揮するのはとても大変なことです。
採卵時に仕事を休む必要性と休めない場合の対応策
不妊治療、特に体外受精の過程において、「採卵」するためのプロセスが不定期に仕事を休まなくてはならない要因の一つとなっています。
採卵後、8割以上の方が仕事はお休みに
実際、Varinosが独自に行ったアンケートで「採卵日や胚移植日は、仕事を休んでいますか?」と質問したところ、80%以上の方が採卵日は仕事を休んでいると回答されました。
しかし、必ずしも採卵後に仕事を休む必要はないとされています。
採卵当日、仕事内容や体調次第で仕事に戻っても〇
『医学的には、採卵後、家で安静にしていなくてはいけないということはありません。例えば、デスクワークなどであれば、採卵後に仕事に戻っていただいても大丈夫です。
ただし、
・(医療機関や自宅から)職場まで遠い
・体に大きな負荷がかかる仕事をしている
・採卵した個数が多い
・精神的な切り替えが難しい
という場合は、無理せずお休みいただいたほうが良いでしょう。
また、採卵時に麻酔を行うか、行う場合は局所麻酔なのか静脈麻酔なのかで回復までの時間やその後の体調も少し変わってきます。採卵後にお仕事の予定を入れる場合は、予定の変更が難しいアポイントは極力入れない方が良いと思います。(石塚院長)』
採卵日当日のスケジュール
採卵には、どの程度時間がかかるか事前に把握できると、採卵後の仕事についても検討しやすくなります。医療機関によっては、患者様の来院数が多く、予定通り進まないこともあるかもしれませんが、事前に終了予定時刻を医療機関に確認するとよいでしょう。
『当院では、午前中に採卵をすることが多いです。スケジュールとしては、朝9時頃に来院いただき、採卵をしてからは1時間ほど休んでいただきます。その間に培養士が卵の状態を確認し、結果は患者様にもお伝えします。その後、採卵後の体の状態を診察(出血がないか等)し、問題なければお昼頃には退院いただけます。(石塚院長)』
なお、採卵は、採卵日だけではなく、採卵までの卵巣刺激などのプロセスにおいても通院が必要になるタイミングがあります。採卵までのプロセスを紹介しながら、どのタイミングで通院が必要になる可能性があるか、また通院回数を減らし、仕事をできるだけ休まないで済む方法があるのかについて解説します。
採卵までのプロセス
採卵は、成熟した卵子を卵巣から採取することで、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)において重要なステップです。体外受精では、妊娠確率を高めるため、一度の採卵で複数の卵子を回収できるよう、卵巣刺激と呼ばれるホルモン治療の後に行われることが多いと言えます。
採卵までの大まかなプロセスは以下の通りです。
- 卵巣刺激(排卵誘発): ホルモン注射や内服薬を使用して卵子の成熟を促す。
- トリガー: 採卵前に卵子の成熟を促す薬を投薬。
- 採卵:経腟で卵胞液ごと卵子を採取。基本的に麻酔(局所麻酔あるいは静脈麻酔)を使います。
- 検卵:顕微鏡下で卵胞液から卵子を採取するとともに卵子の質を確認する。
排卵を誘発する卵巣刺激法
卵巣刺激法には、大別すると以下の3つに分けられます。
- 高刺激法:
複数の卵子を一度に成熟させるために、ホルモン注射剤などを使用します。複数の卵子を回収できる確率が高まりますが、卵巣刺激法によっては、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)のリスクが高くなることもあります。
例)ロング法やショート法、アンタゴニスト法
卵巣機能の低下した方、(37~40才以上の方、AMH低い値の方、早発卵巣不全の診断のついた方)では基本的にこの方法をとります。 - 低刺激法:
高刺激法に比べると緩やかな卵巣刺激法です。卵巣の負担が少ないため、副作用が少ないですが、排卵のコントロールが難しく、採卵前に排出してしまうことがある、また採卵できる卵子の数も少なくなる傾向にあります。
例)クロミフェン法、レトロゾール法 - 自然周期法:
卵巣を刺激せず、自然な月経周期に合わせて、自然に成熟した卵子を採卵する方法です。体には優しい選択ですが、採卵時にすでに排卵されてしまっている、また卵子を一つも得られないこともあります。なお、基本的に1周期で採卵できる卵子の数は一つです。
なぜ、採卵は急に仕事を休まなくてはいけないことがある?
体のサイクルに合わせる必要がある
卵巣刺激を行う場合、排卵に合わせて、治療を進める必要があります。そのため、予定通り排卵がおこらないと、診察や投薬開始のタイミングが変わり、急遽仕事をお休みしなくてはいけなくなる場合があります。
卵子の発育には個人差がある
採卵は、卵子が一定の大きさになったことを確認できたら、卵子の成熟を促す投薬を行い、その後35時間前後に医療機関で採卵を行います。そのため、予定通りに卵子が育っていない場合、診察や投薬、採卵のタイミングが前後してしまいます。
『採卵の場合、卵の発育次第で採卵日を決定します。排卵誘発剤を使用する場合は、基本的に卵胞が18~20mmに育ったタイミングで採卵日が決定します。つまり、採卵をする2~3日には採卵日を決定しますが、
卵胞が育つスピードは個人差があるため、最終的な採卵日は2~3日前にならないと決まらないと事情があります。
(石塚院長)』
仕事をしながら採卵プロセスを乗り越える方法
仕事と不妊治療の両立を可能にするための方法には、以下があります。
自分で注射ができるようにする:
排卵誘発剤を使用した卵巣刺激法を行う場合、注射による投薬を一定期間は毎日行う必要があります。ご自身で注射を打てない場合、毎日通院しなくてはいけません。医療機関への通院回数を減らすために、自己注射という選択肢もあります。
電話診察の利用:
医療機関によっては、一部の診察を電話やオンラインで受けることができる場合があります。
治療スケジュールの調整:
治療内容によっては、医師と相談し、仕事のスケジュールに合わせて治療のタイミングを調整するという方法もあります。
『当院では、お仕事で来院が難しい方に電話やオンラインでの診察も行っています。遠方から来院される方も多いので、電話やオンラインでの診察は珍しいことではありません。
当院に不妊治療でいらっしゃる方の6~7割が関東圏(内、東京・神奈川が4~5割)ですが、九州や四国、中国地方の方も多くいらっしゃいます。1番遠いと沖縄からいらっしゃる方も。最近は関西圏の方も医療機関からの紹介で多くいらっしゃいます。
遠方の方は、頻繁に通院することが難しいので、連携している地元の病院で検査を行っていただき、検査結果を送っていただきます。その結果をもとに、電話やオンラインで診察をし、薬が必要な場合は処方しています。そして、採卵や胚移植のタイミングで当院にお越しいただくという方法で治療を進めています。ただ、出張などで、予定していた日に採卵が難しくなる方もかなりいらっしゃいます。お薬で排卵を調整している方は、採卵を少し早めたり、あるいは当院に来ることなく連携している医療機関で採卵できるよう調整することもあります。(石塚院長)』
胚移植日に仕事を休む必要性はある?急な予定変更はある?
採卵に関しては、月経や卵子の発育状況により、来院スケジュールが変更となる可能性があり、また採卵日(採卵が終わった後)も体調やお仕事の内容によっては、無理せずお休みしたほうがよいと言えますが、胚移植に関してはどうでしょうか。
胚移植日、急な予定変更はある?
凍結融解胚移植(凍結保存した胚を移植)の場合、胚の日齢と子宮内膜の日齢を合わせ、採卵した周期の次の周期以降の着床しやすい時期に、胚を子宮内に戻します。
日齢の合わせ方には、ホルモン補充周期と自然排卵周期の2通りの方法があり、
ホルモン補充周期の場合、先に胚移植日を決定して、そこから逆算して薬剤を投与するため、胚移植の予定を2-3週間前に決められ、その間の通院回数も1-2回と少なくて済む
利点があります。
ただし、胚移植予定日が決定しても、事前検査で子宮内膜の着床環境に問題があると診断された場合、胚移植を延期することもあります。
『胚移植は、事前に時間を決めて、その時間に合わせて培養室が準備を始めるので、移植日当日の時間が大幅にずれるということはありません。
移植日も治療法によりますがだいたい3週間前から移植に向けた準備を始めますので、日程はだいたい決まっています。
ただし、移植日当日の具体的な時間は、移植準備などから逆算し時間を指定させていただくので、前々日くらいにならないとお伝えできないという事情もあります。できるだけ患者様の希望に合わせて実施できるようにしていますが、ご希望通りに対応できないこともあります。(石塚院長)』
胚移植日、仕事は休まないといけない?
採卵と並び、胚移植日も仕事を休まれる方が多くいらっしゃいます。Varinosが独自に行ったアンケートでも約6割の方が、胚移植日は仕事をお休みしていると回答されました。
しかし、必ずお仕事を休まなくてはいけないというわけではありません。
『移植後の過ごし方という意味では、当院では胚移植後、30分程度は横になっていただきますが、それ以降に仕事をしてはいけないということはありません。一般的な妊娠でも着床まで安静に過ごすということはないですよね。それと同じですので、採卵日よりも気にする必要はありません。
ただ、比較的多くの方が胚移植日に仕事をお休みされている背景には、体外受精などの不妊治療が保険適用になってから、不妊治療クリニックに来院される患者様の数も増えており、診察や治療の終了時間が読めないことから、終日お休みにしておかないと対応できないという方もいらっしゃるのかもしれません。(石塚院長)』
採卵や胚移植に伴う休みに備え、職場に対してできる工夫
採卵や胚移植の際、少なくとも半日程度は、医療機関に滞在することになります。働き方によっては、半休や時間休を取得する必要があるといえます。
ただし、職場環境によっては、お休みの申請が容易ではない場合もあるはずです。
実際、Varinosが独自に行ったアンケートでは、90%近くの方が採卵日や胚移植日に仕事を休むために大変な思いをしたことがあると回答されています。
ストレスを最小限に仕事と不妊治療を両立する方法
不妊治療と仕事を両立するためにできる工夫をいくつかご紹介します。
仕事をしながら通院しやすい医療機関を選択する
不妊治療クリニックを選ぶ際、実績や相性、希望の治療をしてもらえるか等が大事なポイントになりますが、仕事をしながら通院しやすい医療機関という点も条件に入れ探すというのも一つの方法です。
『医療機関側が患者様の時間に合わせて診療ができるようになるとより仕事と不妊治療の両立がしやすくなると思っています。夜間の診療を行う医療機関も増えてきていますし、日曜日・休日やオンライン等での診察体制を整えていくことも大切だと思います。
また、当院ではWi-Fi環境を整備したり、お仕事もしていただけるカフェスペースを待合に作っています。多くの患者様がカフェスペースでお仕事をされています。パソコンで集中してお仕事をされていたり、オンライン会議をされていると、番号でお呼び出ししても気づかれない方も多いです(笑)お仕事と両立しやすい空間が提供できているのであれば良かったなと思います。(石塚院長)』
できるだけ上司や同僚に迷惑をかけずに不妊治療を進めたいと思われている方も多いと思います。パソコンがあればお仕事が進められるという方の場合、就業時間後の診察や休日の診察ができるクリニックがお近くにないようであれば、診察や検査の待ち時間にも仕事ができる環境があるかご検討中の不妊治療クリニックに確認されるのも良いでしょう。
不妊治療の診断書(不妊治療連絡カード)を会社に提出し、理解を求める
不妊治療をしていると伝えたくない場合もあると思いますが、明確な理由がわからない休みが増えると会社側も困惑する可能性があります。直属の上司など限られた人にだけでも、不妊治療により休むことが増える可能性があることを伝えることで、会社側もバックアップ体制の構築など必要なサポートをしてくれる可能性があります。
『働きながら不妊治療を進める上では、会社側の理解も必要だと感じます。
最近は、不妊治療の診断書(不妊治療連絡カード等)を会社に提出し、その間にどうしても休みを取らないといけない日があることを事前に伝える方も増えてきています。
会社側の理解と医療機関が患者様の都合に合わせて診察・治療できる体制を構築することが大事だと思います。(石塚院長)』
就業先の制度を活用する
一部の企業では、不妊治療を受けている社員のために、
・特別休暇
・フレックスタイム制度
・半日単位・時間単位の年次有給休暇制度
・失効年休の積立休暇制度
などの制度を導入しています。これら以外にも、不妊治療と仕事の両立に役立つ企業独自の制度を設けている会社もあります。
治療に専念するための休職制度である「不妊治療休職」が可能な企業もありますが、キャリアを考えた際、休職は選択したくないと考える方もいらっしゃると思います。就業先の福利厚生などを見直し、休職や退職を考える前に、利用できる制度があれば、活用しながら不妊治療と仕事が両立できるか検討するという方法もあります。
不妊治療を優先し、仕事は辞めるという選択をした場合
不妊治療は仕事とのスケジュール調整が難しいだけではなく、予定通りに業務を進められないもどかしさや職場の人間関係などによる精神的なストレスから、仕事を続けることが難しくなることもあります。
ストレスは、心身の健康にも良くありませんし、不妊治療にも良い影響は及ぼしません。
不妊治療を優先するため、やむなく仕事を辞めるという選択をされる場合は、以下の制度が金銭面においては役立つかもしれません。
退職後の金銭的サポート
不妊治療に専念するために退職を選択した場合、金銭的なサポートを得る方法もあります。
失業保険の利用:
退職後に失業保険を利用することで、一定期間の収入を確保できます。失業保険の申請手続きや条件については、ハローワークなどの窓口で確認することが重要です。
税金が戻ってくる還付申告:
多くの場合、勤務している会社で年末調整をするため、確定申告をする必要はありませんが、年の途中で退職した場合は確認が必要です。税金を払い過ぎている場合払い過ぎた所得税を申告することで返してもらえるのが還付申告です。
不妊治療助成金の利用:
休職や退職をしていなくても活用できる制度ですが、多くの自治体が不妊治療に対する助成金制度を設けています。助成金の内容や申請方法、対象となる条件については、自治体ごとに異なりますので、ウェブサイトや窓口で確認しましょう。
採卵や胚移植後に仕事を休めない場合の対応策についてのまとめ
採卵時や胚移植日に、仕事を休めない、あるいは休みづらいという方も多いと思います。そこで、仕事を続けながら、不妊治療を進めるためにできる工夫等についてご紹介しました。
・採卵当日(採卵後)、仕事内容や体調次第で仕事に戻ってもよい。ただし、(医療機関や自宅から)職場まで遠い、体に大きな負荷がかかる仕事をしている、採卵した個数が多い、精神的な切り替えが難しいという場合は、無理せずお休みいただいたほうが良い
・採卵プロセスにおいて、仕事を急にお休みしなくてはいけなくなる理由としては、排卵周期に合わせて治療を行うことや卵子の発育に個人差があることなどが挙げられる
・仕事への影響をできるだけ抑え、採卵プロセスを乗り越えるには、自己注射をできるようにする、電話やオンラインでの診察ができる場合は活用する、医師に仕事の状況を踏まえ相談すると良い
・胚移植日(胚移植後)は、基本的に仕事に戻っても問題ない
・ストレスを最小限に仕事と不妊治療を両立するためには、仕事と両立しやすい環境のある医療機関を選択肢に入れる、不妊治療診断書(不妊治療連絡カードなど)を会社に提出し理解を求める、会社の福利厚生を活用するといった方法がある
当記事が、不妊治療とお仕事の両立に悩まれている方の参考になれば幸いです。
この記事の監修者
ローズレディースクリニック
石塚 文平 院長
昭和46年3月 昭和大学医学部 卒業
昭和46年4月 米国空軍立川病院 インターン
昭和47年4月 慶應義塾大学 産婦人科
昭和54年3月 医学博士(慶應義塾大学)
昭和54年7月 米国カリフォルニア大学 サンディエゴ校生殖医学科 留学
(フォード財団研究員)
昭和56年11月 帰国
昭和57年1月 聖マリアンナ医科大学 産婦人科 講師
平成6年4月 聖マリアンナ医科大学 産婦人科 助教授
平成12年4月 聖マリアンナ医科大学 産婦人科 教授(講座代表)
平成13年6月 聖マリアンナ医科大学 生殖医療センター センター長兼務
平成24年4月 聖マリアンナ医科大学 高度生殖医療技術開発講座 特任教授
平成26年4月 聖マリアンナ医科大学 名誉教授
平成26年4月 ローズレディースクリニック院長 就任
現在に至る
[資格]
医学博士
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産婦人科学会認定 産婦人科専門医
母体保護法指定医
[主な所属学会・役職]
日本生殖医学会 名誉会員 / 日本女性医学学会 名誉会員 / 日本受精着床学会 名誉会員 / 日本卵子学会 会員 / 日本生殖免疫学会 名誉会員 / 日本生殖内分泌学会 名誉会員 / 日本女性栄養・代謝学会 名誉会員 / 日本レーザーリプロダクション学会 理事 / 卵巣に関する国際カンファレンス 代表世話人 / 日本産婦人科乳腺医学会 名誉会員 / 日本生殖発生医学会 副理事長