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    Varinosってどんな会社?

    こんにちは。Varinos(バリノス)です!

    Varinosってどんな会社なんだろう?と、興味を持ってくださった方、ありがとうございます!
    このページでは、私たちVarinosについて、様々な角度からお話させていただきます。

    設立はいつ?名前に込めた想いは?

    ◇設立

    Varinos株式会社は、「ゲノム解析技術を通じて、家族の未来をつくる」をミッションに、2017年2月20日に設立したゲノム検査の開発と提供を行う臨床検査会社です。

    ◇社名の由来

    Varinosは造語で、ゲノムの多様性(Variant)」×「診断(Diagnose)」が名前の由来で、遺伝的多様性を診断へ生かすという意味が込められています。

    読み方は「バリノス」です。「V」のイメージが強いためか「ヴァリノス」と呼んでいただくこともありますが、「バリノス」です。
    そして、Varinosは「V」だけが大文字なのが正式です。認識されていないことも多いので、正しく記載いただけるとちょっと嬉しくなります♬

    Varinosの会社概要の画像

    ロゴやグラフィックエレメントに込められた想い

    ・ロゴ

    柔らかな曲線で表現した社名の頭文字「V」を上下につなげることで、DNAを連想させるビジュアルにしています。また、イエローは患者様に寄り添う「温かさ」を、グレーは品質の高い検査を提供することで得られる「信頼」を表現しています。そして、見方によって奥行きのある立体にも見えるデザインは、ゲノムの持つ多様性を表しています。

    Varinosのロゴ画像

    ・グラフィックエレメント

    連続的に繋がる遺伝子のようにロゴマークをパターン状に広げていくことでゲノムの多様性によって広がる医療の可能性やその先にある、家族の明るい未来を表現しています。

    デザインコンセプトにあるゲノムの多様性は、豊かな色彩のグラデーションで表現。イエロー主体の暖色系から、ライトグレー、ホワイトへと色を変化させることで温かさの中に清潔感や誠実さを感じるような印象に仕上げています。

    Varinosのグラフィックエレメント

    ところでゲノムって何?

    早々に「ゲノム」というなじみのない言葉が出てきたな…と思われた方もいらっしゃるかもしれません。ゲノムとは、「遺伝情報のすべて」を意味する言葉です。

    ゲノムについて説明する画像


    ゲノム?DNA?遺伝子…これって全部違うの??と思われた方へ。詳しくはこちら

    Varinosが展開する事業は?

    Varinosは、
    ・無菌と言われていた子宮にも菌が存在するとわかった(2015年)こと
    ・子宮の菌環境(=子宮内フローラ)が妊娠率や生児獲得率に影響する(2016年)こと
    から、創業者が子宮の中の超微量な菌を精度高く調べることのできる検査を世の中に送り出せたら、不妊治療に取り組む医師や患者様に貢献できるのではないかという想いから誕生した会社です。

    子宮内フローラが発見されてからVarinosが子宮内フローラ検査を実用化するまでの流れを書いた画像

    ◇子宮内フローラ検査

    創業時の想いを実現し、2017年、子宮内の菌環境を調べる「子宮内フローラ検査」を世界で初めて実用化しています。

    子宮内フローラは、妊娠率や生児獲得率にも影響することがわかっています。(下図)
    そのため、子宮内フローラ検査は、不妊治療クリニックや大学病院などを中心に日本では350以上の医療機関で導入されています。(2023年9月時点)

    子宮内ラクトバチルスの妊娠・出産への影響報告

    先進医療にも認定されている子宮内フローラ検査

    子宮内フローラ検査は、2022年6月に、厚労省から先進医療Aに認定されました。(先進医療の一覧ページでは、「子宮内細菌叢検査2」という名称で掲載されています)

    子宮内フローラの検査方法

    子宮内フローラ検査を行うためには、まず医療機関にて、子宮から子宮内腔液という粘液を採取します。その検体を東京・お台場にあるVarinosのラボで解析します。

    「検体から細菌のDNAだけを抽出し、DNA配列を解読し、何の菌がどのくらいいるかをレポートする」という、文章で書くとどの検査会社でも実施できる検査に感じられるかもしれませんが、非常に高度な技術を要する検査です。
    実際、近年まで無菌と思われていたほど微量しか存在しない子宮内の菌を、精度高く解析するというのは非常に難しいことで、現在においても、子宮内フローラを調べる検査は、世界で数社しか実用化できていないのです。

    子宮内フローラ検査の工程を説明する画像

    自宅で調べる「腟内検体採取式 子宮内フローラCHECK KIT」

    不妊治療は時間との闘いでもあります。そこで、不妊治療クリニックに少しでも早くいくきっかけになればとの想いで開発したのが、「腟内検体採取式 子宮内フローラCHECK KIT」です。子宮と腟の菌叢は相関があることがわかっており、ご自身で腟から採取いただいた検体を(綿棒のようなものでくるくるとこするだけ)、専用の袋でポストに投函するだけで子宮内フローラが予測できるキットです。

    結果が良くない場合は医療機関を受診するきっかけになりますし、結果が良かった場合も不妊原因は他にあるということになり、医療機関を受診いただくきっかけになると考えています。
    ※医療機関で受けることができる「子宮内フローラ検査」とは異なり、確定診断ではありません。

    腟内検体採取式 子宮内フローラCHECK KITの画像

    本キットは、株式会社ファミワンとの共同事業です。販売と検査結果の通知・妊活サポートをファミワンが行い、Varinosが検査を行っています。

    ご購入はWebからのみとなります。

    子宮内フローラ検査の可能性

    子宮内フローラは、妊娠だけではなく
    ・生児獲得率
    ・女性の健康
    にも関わっていることが近年の研究でわかってきています。(下図)

    子宮内フローラと早産・流産の関係を説明した画像
    子宮内フローラの重要性を説明する画像

    まだ「子宮内フローラ」という言葉をご存じない方もいらっしゃいますが、女性の健康・ライフステージと密接に関係する子宮内フローラを多くの女性に知っていただくべく、Varinosも積極的に情報発信していきたいと考えています。

    この子宮内フローラ検査が事業の主軸ではありますが、それだけではありません。

    ◇サプリメントの企画・販売

    子宮内フローラ検査を医療機関に提供する中で、「子宮内フローラが良くなかった場合の対応方法についても患者様にとって重要だ」という医師らの声から、世界中の論文や研究を調べ「ラクトフェリン」という母乳(特に初乳)に多く含まれる栄養素に注目するようになりました。その後、医療機関等と共に、ラクトフェリンと子宮内フローラの研究を重ねました。

    ラクトフェリンとはどのような栄養素?なぜ注目が集まるのか?


    そして、2019年3月にVarinosオリジナルのラクトフェリンサプリメントを企画・販売するようになりました。このサプリメントは、多くの医療機関でも推奨・販売いただく製品となっています。

    さらに、2023年6月には、妊活や妊娠中に大切な栄養素である葉酸・ビタミンD・ラクトフェリンを配合したVarinosとしては2つ目となるオリジナルサプリメントの販売も開始しました。

    ◇着床前ゲノム検査

    子宮内フローラ検査以外に、着床前ゲノム検査という検査も提供しています。
    PGT-Aという名称のほうがピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。

    着床前ゲノム検査は、体外受精によって得られた胚(受精卵)の染色体の数の異常を、移植前に遺伝子解析で調べる検査です。染色体の数に異常があると着床しない、あるいは着床しても流産してしまう可能性が高くなります。流産する確率の低い胚を移植することで、流産率の低下が期待できます。

    ◇次世代POCゲノム検査

    次世代POCゲノム検査は、流死産した胎児の染色体数を検査し、流死産の原因が胎児の染色体異常か否かを明確にする検査です。

    ◇受託解析サービス

    子宮内フローラのような、超微量な菌を精度高く解析できる技術力に注目いただき、医療機関や研究機関から、他の検査会社では解析が難しいと言われたものや、子宮以外の超微量な菌の解析などのご依頼をいただきます。

    原因不明の疾患や有効な治療方法がない疾患などの原因究明や治療につながる研究など、様々な目的でご相談いただきます。

    「ゲノム解析技術を通じて、家族の未来をつくる」というミッションは、新たな命の誕生に貢献することだけではなく、今いる家族とより長く幸せな日々を過ごすための貢献も含まれています。

    ◇Varinosの取り組み

    ①不妊治療や妊活に取り組む方を対象としたコミュニティ

    2022年10月、不妊治療を行う方のためのオンラインコミュニティ「Varinos College(バリノスカレッジ)」を立ち上げました。

    検査会社は、患者様と直にお会いすることもお話する機会もありませんが、不妊検査のスペシャリストとして、不妊治療に取り組まれている患者様に、検査の提供以外でも貢献できることがあるはず!との想いから始めた取り組みです。

    一方的な情報発信ではなく、参加者の皆さまからの質疑応答にも、検査会社として回答可能な内容はほぼすべてお答えしています。

    300名以上の皆さまにご参加いただいています。(2024年4月末時点)

    ②妊活・不妊治療に関するContents

    Varinosのホームページでは、一般の方にむけ、不妊治療や妊活にお役立ていただける情報を発信しています。様々なテーマで記事を公開していますので、ぜひご覧ください。

    https://varinos.com/contents/

    記事テーマ一覧
    ・医師インタビュー
     不妊治療に従事する医師へのインタビュー記事です。
    ・専門家に聞く
     不妊治療に関連する専門家に、ワンテーマで話を聞いた「狭く深い」記事です。
    ・カナエの妊活日記
     不妊治療をテーマとしたマンガを公開しています。
    ・妊娠出産と栄養
     妊娠や出産に大切と言われている栄養についてまとめている記事です。
    ・皆さんのキニナルにお答え
     不妊治療や妊活に取り組まれる方からいただいたご質問などをベースとした知識系コンテンツを公開しています。
    ・菌や検査を深く知る
     子宮内フローラや子宮内フローラ検査について、様々な角度からご紹介しています。
    ・不妊治療と制度
     不妊治療の悩みとして多いのが「治療費」です。自治体により様々な助成制度があるほか、医療保険の先進医療特約などでカバーできる治療や検査もあります。このような不妊治療を進める上で、知っておくべき制度などをご紹介しています。

    ③各種SNSを通した情報発信

    Instagram
    妊活の疑問・不安を解消☘️バリノス ボイス(@varinos_voice)https://www.instagram.com/varinos_voice/

    妊活や不妊治療に役立つ知識やレシピを投稿しています!

    X
    Varinos(バリノス)@「子宮内フローラ検査」や「PGT-A」等の検査会社(@varinosinc)
    https://x.com/varinosinc

    妊活や不妊治療に関するタイムリーな情報をお届けするほか、Varinosに関するニュースも発信しています!

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    note

    Varinos(バリノス)|妊活・不妊治療に関する知識note
    https://note.com/varinos/

    Varinos広報が、不妊治療や妊活にお役立ていただける情報や時々Varinosのことをお届けしています!

    ◇受賞歴

    ・「リプロダクティブヘルスアワード2024」で最高評価にあたる「ゴールド賞」受賞
    ・「東京ベンチャー企業選手権大会2021」で優秀賞(産業労働局長賞)受賞
    ・中小企業基盤整備機構主催「Japan Venture Awards 2020」で経済産業大臣賞を受賞
    ・「Plug and Play Japan Fall Summit 2020」で、Hardtech & Health部門 EXPO WINNER(国内)を受賞

    など

    最後までお読みいただき、ありがとうございました!

    私たちはこれからも “ゲノムの解析技術” を生かし、今はまだ世の中に存在しない検査方法を生み出すことで医療の可能性を広げていく。そして、1つ1つのご家族に寄り添いながら、医師や医療機関と共に
    “患者さまの明るい未来”をつくっていきたい。そう考えています。


    引き続き、Varinosをよろしくお願いいたします。

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