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    不妊治療ナースharuのギモン『子宮内にも菌がいるって本当?』に Varinos研究員が回答!

    haru:
    不妊治療クリニックで看護師をしているharuです。Instagramでharu(@haru_nurse03)として不妊治療や妊活に関連する投稿をしています。本日は、よろしくお願いします!

    嶋田:
    子宮内フローラ検査を世界で初めて独自開発・実用化したVarinos株式会社で研究・開発をしている嶋田です。私自身、海外でPGT-Aや体外受精を経験しているので、皆さんのお役に立つ話ができればと思います。よろしくお願いします!

    子宮にはどんな菌がいる?

    haru:
    不妊治療は日々様々な研究が進んでいるので、数年前の常識が今は違うということが多々ありますよね。今回のテーマでもありますが、4年前に私が不妊治療クリニックで働き始めた際、子宮内は無菌って教えてもらいました。

    嶋田:
    そうですね、実際、子宮内に細菌がいるとわかったのは2015年で、その細菌が妊娠率に影響するとわかったのが2016年です。ずっと無菌と思われていたのは、子宮内には超微量の細菌しかいないため、それまでの培養法という調べ方では検出できなかったのです。

    haru:
    結構最近なんですね。
    ちなみに子宮には、どんな菌がいるのでしょうか。

    嶋田:
    乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)ラクトバチルスという乳酸菌の一種が多い環境が良いとされています。腸内フローラは様々な菌がいるほうが良いとされていますが、子宮内は多様性がないほうがよいと考えられています。ただ、中にはガルドネレラやストレプトコッカスという、いわゆる悪玉菌などラクトバチルス以外の細菌がいる方もいらっしゃいます

    haru:
    どのような検査をすると「あ、この細菌がいるな」とわかるのですか?

    嶋田:
    細菌も人間と同様にDNAをもっているのですが、細菌ごとに異なる配列をもっています。次世代シークエンサーというDNA配列を高速で解読できるすごい機器があるのですが、その機器で細菌の配列を読み、自社のデータベースと照合することで「○○細菌が●割、△△細菌が▲割」と調べることができます。

    haru:
    すごい機器があるんですね!そうやって技術の進歩によって微量な菌も調べられるようになったのですね!

    嶋田:
    そうなんです。実は腸内って40兆個以上の細菌がいると言われているのですが、腟は1兆個、子宮は腟の100~1000分の一と言われています。すごく少ないので、それが解析できるようになったのは技術の発展が大きいですね。
    そして徐々に研究が進み、子宮の中には圧倒的にラクトバチルスが多いということがわかってきました。

    haru:
    出ましたねラクトバチルス!この言葉は聞いたことある方、気になっている方が多いのではないかと思います。詳しく教えてください〜!

    子宮内の菌が妊娠や出産にも影響する?

    haru:
    子宮内のラクトバチルスや菌の環境が妊娠に影響するということがわかってきたんですよね?

    嶋田:
    おっしゃるとおりです。
    海外で、ラクトバチルスが90%以上いる方とそうでない方を調べたところ、妊娠率や生児獲得率に開きがあることがわかりました

    haru:
    上のグラフでいうと、子宮内フローラ正常群というのが、子宮内のラクトバチルス率が90%以上の方で、子宮内フローラ異常群というのが90%未満の方ということですね。
    たしかに「妊娠率」も無事に赤ちゃんを出産できたという「生児獲得率」もかなり違いますね

    ◇フォロワーさんからの質問◇

    ラクトバチルスが少ないと妊娠できない?

    haru:
    フォロワーさんから「ラクトバチルスが少ないと妊娠できないんですか。」といった質問をいただくのですが、どうお考えですか?

    嶋田:
    ラクトバチルスが少ない=妊娠しないというわけではありません。
    今わかっていることは、ラクトバチルスが90%以上の方と90%未満の方では、妊娠率や生児獲得率に差が出るということです。
    また、ラクトバチルスの割合も大切ですが、それ以外にどのような細菌がいるかを把握することも大事と考えています。妊娠や出産にとってよくない働きをする細菌がいることもありますので。

    haru:
    確かにラクトバチルスが多いか少ないかだけではなく、子宮内の菌環境を把握するということが大事ですね。

    ちょっと検査会社のVarinosさんには言いづらい話ですが…(笑)「ぶっちゃけ検査しなくても、結局ラクトフェリンを飲んでいればいいんじゃいの?検査もそこそこ費用がかかるし…」という質問も多かったんです。でも、ラクトバチルスの問題だけじゃないから、それは違うということですよね。

    嶋田:はい、その通りです。
    この機会に、子宮内フローラ検査の意義をご理解いただけたら嬉しいです。

    haru:
    妊娠や出産を望む女性にとって、子宮内フローラはとても大事ということがわかりました!

    次に、子宮内の菌環境を調べることのできる「子宮内フローラ検査」について詳しく教えてください。
    つづきはこちら⇒
    不妊治療ナースharuのギモン『子宮内フローラ検査って?』に Varinos研究員が回答!