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    不妊治療ナースharuのギモン『子宮内フローラ検査の結果が悪かったら?』に Varinos研究員が回答!

    ~不妊治療ナースharuさんとVarinosの研究・開発員の嶋田による対談をお届け~
    前回までの対談はこちらからご覧いただけます。

    対談Vol.1「子宮にも菌がいるって本当?」
    対談Vol.2「子宮内フローラ検査って?」

     

     

    子宮内フローラは改善できる?

    haru:
    子宮内フローラ検査で菌環境が良くなかった場合、改善はできるのでしょうか。

    嶋田:
    はい、先生方もいろいろと研究してくださり、治療法もだんだん確立してきています
    また、結果が悪かったら妊娠できないということではなく、菌環境を改善することで妊娠につながったというデータもでてきています。

    haru:
    治療法が確立してきているんですね。
    子宮内の菌環境は、具体的にどうやって改善するのですか?

    嶋田:
    医療機関や医師の考え方により、治療法は様々ですが、ラクトバチルスが少ない場合、ラクトフェリンというサプリメントを勧められたり、そもそもラクトバチルスがほとんどいない場合はラクトバチルス自体を腟剤やサプリメントで補うというケースが多いように思います。ただ、サプリメントでは治療が難しい悪玉菌が検出された場合は、その菌に応じた抗生物質を処方されるケースもあるようです。Varinosでは、医師への参考情報として、報告書に検出された菌に対応する抗生物質を記載しています。

    haru:
    使用する抗生物質によっては、善玉菌のラクトバチルスまで殺してしまう可能性があるので、できれば使いたくないという先生も多いですよね。使うなら、広範囲にどの菌にも効くものではなく、その菌だけに効く抗生物質がいいですね。それも結構先生の考え方によりますが…。

     

    ラクトフェリンと子宮内フローラの関係は?

    haru:
    ラクトフェリンについて、患者さんやフォロワーさんから質問されることも多いのですが、ラクトフェリンは、ラクトバチルスの餌になるという理解でよいのでしょうか。

    嶋田:
    そうですね、厳密にいうと違うのですが、イメージはそうです。
    ラクトフェリンは、強力な抗菌作用を持つ鉄結合性タンパク質です。悪玉菌が増殖するのに必要な鉄を奪って、悪玉菌の餌となるものをなくしていってくれるんです。結果、悪玉菌の増殖を抑えて、善玉菌が住みやすい環境へとサポートしてくれます。また、一部の細菌に対しては、直接作用して抗菌効果を示すことも知られています。
    詳細はこちらから☟
    ラクトフェリンは、ラクトバチルスの【エサ】?

    haru:
    そうなんですね。私には難しかったです(笑)
    ラクトフェリンのサプリメントはいろいろありますが、Varinosさんも特許を取得されているラクトフェリンのサプリメントを出されていますよね。どういった特徴がありますか?

    嶋田:
    Varinosの「女性のフローラから考えたラクトフェリン」の特徴は、まず、腸まで届くということです。
    腸溶性でないと胃酸で分解されてしまい、期待する効果が得られないのです。
    あとは、医師と「女性のフローラから考えたラクトフェリン」を用いた臨床研究も行い、論文発表などもしているので、不妊治療クリニックの先生方からも信頼いただき、患者様に勧めてくださっているということですね。

    haru:
    たまに、ラクトフェリンが便から出てきてしまうという声もありますが、こういう場合、ちゃんと効果が得られていないということになりますか?

    嶋田:
    サプリメントの設計にも寄りますが、そのまま出てきてしまったということであれば、その可能性もありますね。
    もし、頻繁に便から出てきてしまうという場合、定期的に排便周期がある方は、排便後に飲んでいただくと、長く体内に留めておけるので試していただければと思います。

    ◇フォロワーさんからの質問◇

    |ラクトフェリンはずっと飲み続けるべき?

    haru:
    「ラクトフェリンのサプリメントは、ずっと飲み続けるほうが良いのでしょうか。」という質問をいただきましたが、いかがですか?

    嶋田:
    個人的にはその方が良いと思っています。子宮内フローラは着床・妊娠という点で注目されていますが、最近は周産期の医師も早産予防の点から関心を持たれています
    子宮内フローラが乱れている方が早産や流産をしやすい傾向にあるというデータも出ています。妊娠期は免疫力も弱まり、悪玉菌も増えやすい状態になってしまうので。医師に聞くと、細菌性腟炎になる方も多いようです。

    haru:
    不妊治療中から出産まで継続したほうがよさそうですね
    食事とか日常生活でできることはあるのでしょうか。
    ヨーグルトでもビフィズス菌とか酪酸菌入りとか、あとラクトバチルスが入っているものなどありますが。

    嶋田:
    そうですね、食生活の影響はあると思います。発酵食品とか食べると腸内フローラも良くなり、それに伴い、子宮内フローラも良くなる、ということもあります。ただ、ビフィズス菌が子宮にとって良いのかは、まだなんとも言えない段階です。医師によっても見解が分かれます。
    酪酸も同様ですね。
    あとは、やっぱり先ほど話したように免疫力が下がると悪い菌が増えやすい状態になるので、気を付けていただきたいですね。

    |ラクトフェリンサプリメントの選び方は?

    haru:
    フォロワーさんからラクトフェリンサプリの選び方についても、聞かれることが多いのですが腸溶性のほかに選ぶ際のポイントってありますか。

    嶋田:
    純度ですかね。パッケージなどにも書いてあると思いますが純度が低いと、ラクトフェリン以外のものも混在しているということですので、できるだけ純度が高いもの、90%以上のものを選ばれると良いかもしれませんね。

    haru:
    確かに。あと、乳酸菌サプリメントという形で、ラクトフェリン以外のものも入っているケースがあるので、そういった場合はラクトフェリンがどの程度入っているか見るといいかもですね。

    本日はありがとうございました!

    嶋田:こちらこそ、興味を持っていただき、ありがとうございました!
    Varinosでは、オンラインコミュニティ「Varinos College」というものも開催していまして、今回お話させていただいたような内容をさらに詳しくお伝えしたり、直接、検査の専門家に質問できる場を設けているので、もっと知りたいという方はご参加いただければと思います。

    Varinos Collegeの詳細・お申込みはこちらから☟
    https://varinos.com/contents/varinos-college-3/

    haru:私は不妊治療の現場で日々働いていますが、検査会社さんとのやり取りは「検査をして検体を提出し、結果をもらう」だけだったんです。
    対談するまでは、Varinosさんがこのように熱い思いを抱きながら研究をしていることも、恥ずかしながら分かっていませんでした。実際対談したことで、不妊治療に貢献したいという強い思いや、自社の技術力に対する誇りを感じることができました。

    実際不妊治療の現場では、日々新しい検査が導入されており「とりあえず導入してみた」という病院も実際多いと思うのです。なので医師も看護師も検査の目的は理解しているけれど、今回の対談内容ほど細かくは理解していないと思います。私自身も今回の対談は非常に勉強になりました。

    検査や検査会社のことって正直よく分からないですよね。医療従事者でさえそうなので、患者さんは尚更ですよね。でもこういった機会を設けていただくことで、検査についてよく理解できたり、するかしないかの判断材料となったりすると思います。今まさに妊活中・不妊治療中の方にとって今回の対談は、有益な情報となったのではないかと思っております。

    反響があれば、またぜひ対談の機会をいただけたら…(笑)と思っています。
    今回は貴重な機会を設けてくださりありがとうございました!

    ▼不妊治療ナースharuさんとの過去の対談は以下よりご覧いただけます。

    不妊治療ナースharuさんとの対談Vol.1「子宮内にも菌がいるって本当?」
    不妊治療ナースharuさんとの対談Vol.2「子宮内フローラ検査って?」

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