【読者様レビュー】「葉酸」と「ビタミンD」記事へのコメントありがとうございます!
こんにちは。子宮内の菌環境を調べる「子宮内フローラ検査」など、ゲノムテクノロジーを応用した検査の開発・提供をしているVarinos(バリノス)です。
先日、「葉酸」と「ビタミンD」が妊娠・出産とどう関係しているかの記事を公開したのですが、たくさんの反響をいただきましたので、共有させていただきたいと思います!
※今回ご紹介するコメントは、Varinosが主催する妊活や不妊治療をされている方のためのコミュニティ「Varinos College」の参加者様が記事を読んでくださり、その感想としていただいたものを一部抜粋・引用し、ご紹介しています。
知ったら絶対摂りたくなる!?~「葉酸」が妊娠前から妊娠中ずっと大切な理由とは?
“卵の質と数”の観点でも注目を集める「ビタミンD」~充足群では流産率低減も
葉酸についてのコメント(抜粋)
◇葉酸が、妊娠初期の胎児には大切ということは知っていましたが、母体にも影響があるのは初めて知りました。
◇葉酸が産後うつのにも関係するのは記事で初めて知りました。
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皆さまからのコメントを拝見すると、葉酸については、“妊娠初期に胎児のために大切な栄養素”というイメージを持たれている方が多く、妊娠や産後においても大切な栄養素ということは、まだあまり知られていないようでした。
ちなみに葉酸を食べ物から摂取しようとすると…
と、一日かなりの量を食べなくてはいけません。
そして、厚生労働省では、妊娠初期だけではなく、妊娠の可能性がある女性は、食事からの葉酸摂取 240μg に加えて、栄養補助食品から1日400μg の葉酸を摂取することをすすめています。(※1)
食材に含まれる葉酸は「ポリグルタミン酸型葉酸」と呼ばれ、調理などによる熱で分解されやすい性質があります。
一方サプリメントでは、「モノグルタミン酸型葉酸」が使用されるケースが多く、こちらは摂取した量の約85%が体の中で利用できるといわれています。
このように、葉酸は食べ物からだけでは十分な量を摂取するのが難しい栄養素でもありますし、国としても栄養補助食品からの摂取を推奨しているので、サプリメントなども上手く活用いただくと良いと思います。
※1 厚生労働省:日本人の食事摂取基準(2020 年版)「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書
ビタミンDについてのコメント(抜粋)
◇ビタミンDは卵の質だけでなく卵の数にも影響があると知り、採卵前に摂取しておけば良かったと思いました。
◇ビタミンDと流産率の関係はしっていましたが、卵子の質とも関係するのはしりませんでした。
◇ビタミンDが妊娠出産に関わる必要な栄養素で、現代の多くの人が必要量に達していないことは、知識が無かったのでこれから意識して摂取していこうと思いました。
◇葉酸から始まりラクトフェリン、最近やっとビタミンDを飲み始めたところでした。なんとなくそれぞれが妊活に良いと聞いて飲んでいた程度だったので何故必要かが具体的に分かって勉強になりました。
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葉酸に比べると、ビタミンDについてはなぜ大切な栄養と考えられているかご存じない方が多かったようです。
実はアメリカでは、ビタミンDのサプリメントが売上No.1という話も聞きます。不妊治療領域に限らず、それくらい重要視されている栄養素です。
ビタミンDも葉酸同様、食べ物からだけでは十分な量を摂取しづらい栄養素です。
食べ物から十分な量を摂ろうとすると…
と、かなり大変なチャレンジになります…。
葉酸とは違い、紫外線を浴びることでも、体内でビタミンDが生成されますが、「都内診断、98%ビタミンD不足」といった報道(※2)からも、日本人の場合、万全な日焼け対策や地域の日照差により十分な量を生成できていないと言えます。
日本でも様々なメーカーからビタミンDのサプリメントが販売されているので、上手く活用いただくと良いと思います。選ぶ際は、ビタミンDがどのくらい配合されているかに注目してみてください。あまりにも少ないと血中濃度にはあまり影響がないようです。
※2 2023年6月東京慈恵医大などのチームが発表。調査は2019年4月~20年3月、東京都内で健康診断を受けた成人男女約5500人に実施。
今回は、妊活・不妊治療をされている方から「葉酸」「ビタミンD」へいただいたご意見をご紹介させていただきました。
次回は、不妊治療クリニックや産婦人科の医師が「葉酸」や「ビタミンD」をどう考えているか、Varinosが独自に行ったアンケートをベースにご紹介したいと思います。