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    妊活の始め方と不妊治療を考えるタイミングとは?

    妊活の始め方と不妊治療を考えるタイミング

    そろそろ子どもを産むことを考えたいと思っても「いつ性交をすると妊娠しやすいんだっけ?」「そもそも妊娠前にやっておいた方がいいことって何かあるんだっけ??」と、意外とわからないことや忘れていることも多いのではないでしょうか。
    そこで、今回はスムーズに妊活を始めるために知っておくべきことや妊活が上手く進まない場合、不妊治療についてどの段階で検討すべきかなどをご紹介します。

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    妊活とは

    妊活とは、夫婦やパートナーが一緒に妊娠に向けて取り組む活動(行動)のことを指す言葉として使われています。

    「妊活」が広く使われるようになった背景

    「妊活」という言葉を聞く機会が増えたと感じられる方も多いかもしれません。
    この背景には、不妊に悩むカップルが多いことへの理解が進んだことや、不妊治療に対するポジティブな情報が増えたこと、また誰もが当たり前のように妊娠・出産できるわけではないということが知られるようになってきたからではないかと思います。

    たとえば
    ・不妊検査や不妊治療を受けたカップルは4.4組に一組(国立社会保障・人口問題研究所「第16回(2021年)出生動向基本調査」)
    ・体外受精で誕生した生児の割合は11人に1人(2021年の実態 日本産科婦人科学会)
    ・2000年と2021年を比較すると体外受精・胚移植による出生児数は約5.7倍(体外受精・胚移植による出生児数)
    といった統計からも、妊娠・出産できるのは当たり前ではないことがお分かりいただけると思います。
    だからこそ、妊娠を待つだけではなく、妊娠に向けて、夫婦やパートナーが積極的に取り組む「妊活」に目が向けられるようになってきています。

    妊活の流れ

    妊活を始めようと思われたら、まず夫婦やパートナー間で思いや考えを話し合うことや男女ともに自分の体について知ることが大切です。

    妊活は、夫婦(パートナー)で思いや考えを共有することが大切

    ①夫婦(パートナー)で思いや考えを共有する

    妊活は一人ではできません。相手が妊娠や出産、子育てについてどのように考えているのかを話し合いましょう。
    具体的には
    ・妊活をしたいか
    ・いつ頃子どもが欲しいか(何歳までに欲しいか)
    ・子どもは何人欲しいか
    ・将来設計(子どもができた場合の働き方や育休取得、子育ての場所など)
    などです。
    妊活の期間や道のりは人それぞれですが、夫婦・パートナーが互いに同じ方向を向いて取り組むことが妊活においてはとても大切になってきます。

    ②体について知る

    妊活においては、男女ともに自分自身の体について知ることが大切です。具体的にどのようなことを知っておくべきかを紹介します。

    排卵日から妊娠しやすい時期を知る

    排卵日とは卵巣の中で成熟した卵子が卵管に排出された日のことです。
    一番妊娠しやすいのは排卵日の前々日と前日、そして妊娠可能な日は、排卵日5日前から排卵日までの6日間と言われています。精子の寿命は約36~48時間のため、この6日間に2日に1回は性交を行うと妊娠の確率が高まるということになります。
    このように妊娠しやすい時期は「排卵日」を起点に考えるため、女性は排卵日を予測できるようにしましょう。

    しかし、生理と違い排卵は目視で確認できません。そこで、排卵日を予測するいくつかの方法をご紹介します。

    ≪月経周期から予測≫
    月経周期が一定の場合、月経周期から排卵日を予測できます。
    「オギノ式」では、排卵日の14日後に月経が始まるとされているので、次回の月経開始予定日の14日前が排卵日、そして、その前後2日をあわせ排卵予定日と考えます。

    計算が面倒くさい…という場合、前回の月経開始日と月経サイクルを入れると排卵日を計算してくれるツールもありますので、活用されてみるのもよいでしょう。

    ≪基礎体温から予測≫
    基礎体温とは、食事や運動などの影響を受けていない、安静な状態で測った体温のことです。基礎体温は少し動くだけでも上がってしまうため、朝起きて寝た状態のまま計測するように習慣づけましょう。
    なお、体温計はわきに挟むタイプをイメージする方も多いと思いますが、妊活において基礎体温を測る場合は、小数点以下二桁まで表示される舌下で計測するタイプの婦人体温計を使います。
    毎日の計測結果は手帳でもアプリでもご自身の使い続けやすいツールを活用し、記録していきます。
    記録から、基礎体温が低温期と高温期の二相に分かれていると排卵している可能性が高いと言え「低温期の最終日」「体温が一番下がった日」「高温期の初日」の3日間のどこかで排卵したのではないかと予測します。

    ≪排卵日を予測するツールを利用≫
    尿中の黄体形成ホルモン(排卵を促すホルモン)の量を調べることで排卵日を予測する検査薬やおりものに含まれる成分から排卵日を予測するおりものシートなどが販売されています。
    ご自身の状況に応じて、こういったものを活用されるのも良いでしょう。

    排卵日を予測する方法

    ブライダルチェック

    ブライダルチェックは、妊娠・出産を考えるすべての方を対象とした検査ですので、結婚直前にだけに限らず、すぐに結婚のご予定がない方や、すでに結婚された後の方が受けても全く問題ありません。女性だけではなく、男性向けのブライダルチェックもあります。
    なお、ブライダルチェックは健康診断などと同様にすべて自己負担での検査となります。
    医療機関では検査内容や費用ごとにいくつかのプランが用意されており、そこにオプションで希望する検査を追加できるような形をとっているところが多いようです。

    ブライダルチェックとは、妊娠・出産を考えるすべての方を対象とした検査

    ≪女性のブライダルチェック例≫
    ・性感染症の検査
    クラミジアや淋菌など、不妊や赤ちゃんへの影響が心配な感染症のチェックをおこないます。
    ・感染症の検査
     B型肝炎やC型肝炎、梅毒、HIV、トキソプラズマ、風疹抗体などを血液検査により調べます。
    事前に知ることで妊娠前に対策ができます。
    ・内科の検査
    不妊の原因にもなることもある甲状腺の異常や、妊娠中に母体や赤ちゃんに影響を及ぼす糖尿病の有無などを調べます。
    ・婦人科の検査
    子宮頸がんや子宮筋腫、卵巣嚢腫など妊娠や出産に影響する疾患を検査します。また超音波検査で子宮や卵巣の位置と大きさを確認します。
    ・卵巣の予備能(AMH: Anti-Müllerian Hormone)の検査
     卵巣の中に卵子がどれくらい残っているかを調べる検査です。
    ・女性ホルモンの検査
    血液検査により、黄体形成ホルモンや卵胞刺激ホルモン、エストロゲン、プロラクチンなどを調べます。

    ≪男性のブライダルチェック例≫
    ・感染症の検査
    血液検査により、B型肝炎やC型肝炎、梅毒、HIV、風疹抗体などを調べ、尿検査によりクラミジアや淋菌などを調べます。
    ・精子の検査
    精液量や精子数や精子の運動率、奇形率等を調べます。

    タイミング法にチャレンジする

    タイミング法というのは、最も妊娠しやすいタイミング(排卵日前後)に性交を行うことで、妊娠の確率を上げる方法です。
    ただし、だれもが必ずタイミング法から始めないといけないというわけではありませんし、タイミング法を継続する目安期間もカップルごとに異なります。
    年齢やご自身の体の状況に合わせた妊活を行っていく必要があります。

    妊活期間の目安

    妊活を始めたら、どのくらいで妊娠するかは誰もが知りたいことですが、人それぞれ違います。
    妊孕(にんよう)率という言葉を聞いたことがある方にいるかもしれませんが、妊孕率とは、妊娠する力・妊娠しやすさを指す言葉です。
    女性の妊孕率は10代後半〜20代後半にかけてピークに達し、35歳を過ぎると下がっていくことがわかっています。
    年齢による1年以内に妊娠する確率は
    ・30歳未満:85%
    ・30歳:75%
    ・35歳:66%
    ・40歳:44%
    という発表もあります。(*)

    *2020年1月「Upsala Journal of Medical Sciences」

    年齢と共に卵子の数も減りますが、卵子の質も影響を受けます。卵子に染色体異常があると受精できない、あるいは、できたとしても流産してしまう確率が高まります。

    年齢以外にも疾患や性感染症への感染などがあると、不妊原因となり、妊活が思うように進まないこともあります。

    不妊症・不妊治療とは

    不妊症とは

    不妊症とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しない状態をいい、日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。
    不妊の原因は様々ですが、主だった原因がわからないこともあります。

    不妊原因の一例。不妊原因は様々で、主だった原因がわからないことも

    ≪不妊原因(女性)の一例≫
    ・排卵因子
    ・卵管因子
    ・頸管因子
    ・免疫因子
    ・子宮因子

    子宮内の菌環境が不妊(着床しない・流産してしまう)の一因とはどういうこと?子宮内フローラと妊娠・出産の関係はこちらから

    ≪不妊原因(男性)の一例≫
    ・造精機能障害
    ・精路通過障害
    ・性機能障害

    不妊治療とは

    妊娠に向け取り組んでもなかなか妊娠できない方や、過去の既往や年齢などで妊娠しづらい方が医療機関で不妊の原因に合わせた治療を行うことです。

    不妊治療を検討するタイミング

    不妊治療を始めるタイミングに決まりはありません。妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をし、一年間妊娠しなかった場合、不妊症とされますが、不妊治療を開始するまでに必ず一年間待たなくてはいけないということではありません。
    特に、不妊治療においては年齢が大きく影響します。35歳以降、妊孕率が低下していくことがわかっているため、年齢によってはできるだけ早く不妊治療クリニックを受診し、適切なアドバイスや検査・治療を受けたほうがよいと言えるでしょう。

    不妊治療の流れ

    不妊治療を検討する際の大まかな流れをご紹介します。

    不妊治療の流れ

    ① 夫婦(パートナー)で思いや考えを共有する

    不妊治療は、個人差はあるものの、少なからず身体的、精神的、そして金銭的な負荷がかかります。そのため、夫婦(パートナー)で思いや考えを共有すること、また不妊治療について理解するところから始めるとよいでしょう。
    具体的には
    ・お互いが不妊治療についてどのように考えているか
    ・不妊治療を始めた際の働き方や協力体制
    ・人工授精や体外受精、顕微授精について理解できているか
    ・不妊治療に費やせる費用
    ・不妊治療を継続する期間
    などです。

    ② 不妊治療クリニックを決める

    自宅や職場の近くに不妊治療クリニックがたくさんある地域もあれば、選択肢が少ない地域もあると思います。
    ≪不妊治療クリニックの選択肢が多い地域の場合≫

    ・通院のしやすさ
    不妊治療は、通院回数が増えることもあるため、ご自身が通いやすいエリアから不妊治療クリニックを探すのも一つの方法です。
    ・ご自身の希望と合うか
    不妊治療クリニックにより、治療方針が異なります。HPやSNSなどから情報を収集し、ご自身の希望に合うクリニックを探されるのがよいでしょう。また、不妊治療クリニックによっては、患者様以外の一般の方でも参加できるセミナーを開催していることもあります。こういった機会を活用し、治療方針や雰囲気を事前にみてから決めるのもよいかもしれません。

    ≪不妊治療クリニックの選択肢が少ない地域の場合≫
    ・ご自身の希望に近い不妊治療クリニックを選択する
    すべて希望通りの不妊治療クリニックを選ぶことはできないかもしれません。その場合は、通える範囲内で、できるだけ希望に近いクリニックを探すことになります。もし、通院を始められてから、思うような成果がなかなか得られない、医師とのコミュニケーションが上手くいかないという場合、すこしエリアを広げ、転院を検討されるのがよいかもしれません。

    ③ 検査を行い不妊の原因を調べる(男女)

    不妊治療クリニックでは、ブライダルチェックよりもさらに踏み込んで不妊の原因を調べる検査を行います。
    例えば、卵管が詰まっていないかを調べる子宮卵管造影や頸管粘液での精子の通過性をみるフーナーテスト、あるいは妊娠率や生児獲得率にも影響する子宮内の菌環境を調べる子宮内フローラ検査など、必要に応じて実施します。
    不妊治療クリニックごとに初期検査や実施可能な検査は異なりますが、多くの不妊治療クリニックがHPに検査に関する情報を掲載していますので、事前にご確認いただくと良いでしょう。
    なお、不妊検査の結果から、治療が必要な場合は治療を行います。

    ④ 不妊治療を行う

    不妊治療は大きく「一般不妊治療」と「生殖補助医療」に分けられます。

    不妊治療は大きく「一般不妊治療」と「生殖補助医療」に分けられる

    ≪一般不妊治療≫
    ・タイミング法
     タイミング法は、前述のとおり、妊娠しやすい女性の排卵日を予測し、性交する方法です。
    ・人工授精(AIH/ IUI)
     人工授精は、女性の排卵時期に合わせて、事前に採取・処理した精液をカテーテルで子宮内へ直接注入する方法です。

    ≪生殖補助医療≫
    ・体外受精(IVF)
    体外受精とは、文字通り、体の外で卵子と精子を出会わせ、受精させる方法です。精子の数も運動性も問題ない場合、培養液の中に卵子と精子入れ、自然に近い形で出会わせ受精させます。
    ・顕微授精(ICSI)
    体の外で卵子と精子を受精させるという点は体外受精と同様ですが、顕微授精は精子の数が少ない場合や精子の運動性が低い場合、あるいは体外受精(IVF)で受精しなかった場合、一つの精子を一つの卵子に直接注入します。

    【詳細解説!】体外受精(顕微授精)の治療法別プロセスとスケジュールはこちらから

    不妊治療にかかる費用

    2022年4月より、体外受精や顕微授精にも保険が適用されるようになりました。(*)
    これにより、金銭的負担が軽減される方も増えました。

    なお原則、保険診療と自由診療を併用する混合診療は禁止されています。
    保険診療中に自由診療を併用した場合、患者様がすべての治療にかかる費用を全額自己負担しなければなりません。ただし、保険診療として認められていなくても先進医療として認定されている医療技術に関しては、一定のルールのもと、混合診療が認められています。そして、保険診療は3割負担のまま、先進医療の部分だけが全額自己負担となります。

    *年齢制限や年齢による回数制限があります。(詳細はこちら

    保険診療と併用可能な不妊治療の先進医療とは?

    不妊治療でも先進医療特約は使える?

    さらに、最近は、各自治体が不妊治療の先進医療に対する助成を開始しているほか、医療保険などの先進医療特約に加入しているとさらに自己負担額が少なくて済むようになってきています。

    【全国一覧】不妊治療の先進医療を助成してくれる自治体一覧

    治療にかかる費用を細かくHPなどで公開している不妊治療クリニックもありますので、参考にしていただくとよいでしょう。

    妊活中は体調管理も大切

    妊活・不妊治療中は、ご自身の体調管理もとても大切です。
    体調管理について、いくつかご紹介します。無理なくできることから取り入れてみてください。

    ≪食生活の改善(葉酸、ビタミンD、ラクトフェリンなど)≫
    食事はバランスよく食べ物から摂ることが基本ですが、食べ物からは十分な量を摂取しづらい栄養素もあります。
    特に、葉酸やビタミンD、ラクトフェリンは、妊娠や出産にとても大切であることがわかっていますが、食べ物から十分な量を摂るのが難しい栄養素です。こういった栄養素については、サプリメントを上手に活用するとよいでしょう。

    妊活中に大切な体調管理

    ▼栄養素については下記の記事もあわせてご覧ください。

    ≪禁煙≫
    妊活中は禁煙を勧めます。喫煙は生殖機能の低下につながることがあります。また、妊娠や出産にも関係する子宮内の菌環境(子宮内フローラ)も喫煙により乱れると言われています。

    ≪冷え対策≫
    体が冷えると、体全体の血行も悪くなってしまいます。血行が悪くなると、卵巣機能にも影響が出てしまうことがあります。
    日頃から、体を温める工夫をされるとよいでしょう。
    具体的には、
    ・体を温める飲み物や食事をとる
    ・靴下や下着など体を温めるものを身に着ける
    ・シャワーだけで済まさず、お風呂にも浸かる
    ・適度な運動をする

    ≪ストレス対策≫
    妊活中は、妊娠できないことや周囲の声など、様々なシーンでストレスを感じやすくなることがあります。
    ストレスが続くとホルモンバランスが崩れてしまいます。女性の場合ホルモンバランスが崩れると月経周期の乱れや排卵障害につながることがあります。男性の場合、EDや射精障害、精子の数や運動率に影響することもあります。
    適度な運動や、ご自身がリラックスできることをするなど、できるだけストレスをため込まない工夫をされるとよいでしょう。

    ≪適度な運動≫
    適度な運動は、冷えやストレス対策、生活習慣病の予防など、妊活にとってよいことがたくさんあります。
    適度な運動とは、体が温まり心拍数が少し上昇する程度をイメージいただくと良いでしょう。
    ウォーキングなど手軽にできることから始めてみるのも良いと思います。

    ≪睡眠≫
    睡眠は卵胞の発育や排卵にも関わる女性ホルモンと関わります。
    睡眠の質を上げるために、就寝1時間前頃からPCやスマホは見ないようにする、就寝1時間前頃までに入浴を済ませる、就寝3時間前頃までに夕食を済ませるといった工夫し、1日6~7時間以上睡眠時間を確保されるとよいでしょう。

    妊活の始め方と不妊治療を考えるタイミングまとめ

    妊活の始め方と不妊治療を考えるタイミングについて、ご紹介しました。

    ・妊活も不妊治療も夫婦(パートナー)が思いを共有し一緒に進めることが大切
    ・妊活を始める際には、まず男女ともに自分の体について知る必要がある
    ・不妊治療を始めるタイミングに決まりはなく、年齢や既往によっては早めに不妊治療クリニックを受診したほうが良いこともある
    ・妊活や不妊治療を進めるうえでは、体調管理も大切

    妊活や不妊治療では、考えるべきことや取り組むべきことがたくさんありますが、何より大切なのは、心身ともに健康であることです。幅広く妊活や不妊治療についてご紹介いたしましたが、無理のない範囲でご自身い合ったスタイル、ペースで取り組んでいただけたらと思います。

    この記事の監修者

    杉山産婦人科 新宿
    石山 俊輔 医師

    平成20年3月 群馬大学医学部医学科 卒業
    平成20年4月〜平成22年3月 板橋中央総合病院 初期研修医
    平成22年4月〜平成23年3月 東京都立多摩総合医療センター 後期研修医
    平成23年4月〜平成30年3月 東京医科歯科大学 産婦人科医局 関連病院 勤務 
    (東京医科歯科大学附属病院 JAとりで総合医療センター 総合守屋第一病院 キッコーマン総合病院)
    平成30年4月~令和元年12月 アルテミスウィメンズホスピタル 医長
    令和2年1月〜現在 杉山産婦人科 新宿 

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