こんにちは。子宮内の菌環境を調べる「子宮内フローラ検査」など、ゲノムテクノロジーを応用した検査の開発・提供をしているVarinos(バリノス)です。
前回は、妊活・不妊治療をされている方から「葉酸」「ビタミンD」へいただいたご意見をご紹介させていただきました。
【読者様レビュー】「葉酸」と「ビタミンD」記事へのコメントありがとうございます!
今回は、医師が「葉酸」や「ビタミンD」、「ラクトフェリン」をどう考えているか、Varinosが独自に行ったアンケートをベースにご紹介したいと思います。
医師が集まる学会とはどういう場所?
本題に入る前に…
今回は2つの「学会」で医師らにアンケートへの協力をお願いしました。その結果をお伝えしたいと思うのですが、まず初めに学会とはどういったものかを簡単にご紹介させていただきます。
医療機関へ行った際に、臨時休診のお知らせ等で「学会出席のため」と書かれているのを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
学会は、医師などが研究成果を発表したり、その発表を聞きにくる医師らがたくさん集まる場です。医療関係者は、こういった場で最新の情報を収集し、日々の治療や研究に活かしています。
そして、今回はVarinosも出展した「第41回 日本受精着床学会(※1)」と「第59回 日本周産期・新生児医学学会(※2)」という2つの学会で医師らにアンケートを行いました。
「日本受精着床学会」は、不妊治療に携わる医師や培養士さんが多く参加され、「日本周産期・新生児医学学会」は、妊婦や新生児を診る医師や看護師さんが多く出席されています。
なので、妊娠前と妊娠後で医師らが「葉酸」や「ビタミンD」、「ラクトフェリン」をどのようにとらえているか、アンケートから読み取っていただけると思います。
※1 開催期間:2023年7月27日(木)・28日(金)
※2 開催期間:2023年7月9日(日)~11日(火)
医療関係者の立場により、栄養素に期待することは違う
日本受精着床学会で「葉酸・ビタミンD・ラクトフェリンを摂取することで期待すること」を聞いたところ、「妊娠・出産率の向上」との回答が最も多く、「胎児の発育」「卵子の質の向上」が続く結果となりました。
日本周産期・新生児医学学会でも同様の質問をしたところ、「妊娠・出産率の向上」が最も多いのは同様でしたが、「流早産予防」や「妊婦の健康維持」という回答も多い結果となりました。
不妊治療にあたる医療関係者と妊娠している女性や胎児を診る医療関係者の違いが表れた結果だと思います。
「葉酸」、「ビタミンD」、「ラクトフェリン」は、医師らも大切と考える栄養素の中でも、食べ物からだけでは十分な量を補うのが難しい栄養素です。サプリメントなども上手く活用しつつ、妊活期や妊娠期を過ごされてみてはいかがでしょうか。
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